話題の「腸活」。腸内環境を整えることで全身の健康を促進することですが、乳酸菌も腸活の重要な役割を担っています。
発酵食品などを通して乳酸菌を取り入れると、腸内の善玉菌が活発になり、腸だけでなく全身の健康が促進されます。
特に、腸内環境が整うことで免疫力もアップし、アレルギーやアトピーの改善なども期待できます。 他にも、便通改善で老廃物を体の外に出すため、美肌やボディメイクにも欠かせません。ヨーグルトや飲料に多く含まれている乳酸菌ですが、食べて内側から摂取するだけではなくスキンケアとしても美肌効果を得られるんです♡
食べる&スキンケアで内側と外側から同時に摂取してより高い美肌効果を発揮しましょう!
乳酸菌とは
乳酸菌は善玉菌を増やし、肌の常在菌バランスを整えてくれるため、美肌効果が期待できると言われています。 善玉菌は美肌菌とも呼ばれている菌です。 腸と同じように、肌にも善玉菌と悪玉菌は存在します。 善玉菌が増えると腸内環境が整うように、肌にも良い効果があります。
◎美肌効果のある乳酸菌の種類
酵母エキス
酵母エキスは、傷ついた皮膚細胞の修復効果や肌の水分蒸発を防ぐ保湿効果にも優れており、乾燥対策・老化予防に役立ちます。 細胞の修復作用年齢を重ねてくると肌にツヤやハリがなくなり、老化を感じる機会が多くなるでしょう。 酵母エキスに含有されているアミノ酸には肌細胞の生成や、傷付いた細胞を修復する働きが期待できます。
◆細胞の修復作用
年齢を重ねてくると肌にツヤやハリがなくなり、老化を感じる機会が多くなるでしょう。
酵母エキスに含有されているアミノ酸には肌細胞の生成や、傷付いた細胞を修復する働きが期待できます。
この細胞の修復効果によって、老化によって乱れたターンオーバーを正常化するよう促します。
また、酵母エキスは豊富なビタミンB群も含有しているのが特徴。
ビタミンB群は新陳代謝の促進や、新しい肌細胞を生成するうえで欠かせない成分です。
細胞を修復する働きだけでなく、新しい細胞を作るためのサポート的な役割も担っています。
この働きが健康的な肌作りをサポートしています。
◆保湿効果
酵母エキスには高い水分保持の働きが期待できます。
肌が持っている天然保湿因子と似ている構造を持っていることから、水分をキープして肌に潤いを与えるのに役立ちます。
肌の潤いを保つためには水分を与えるだけでなく、その潤いをいかにキープさせるかがポイントになります。
このとき酵母エキスは水分蒸発を防ぐ働きをして、乾燥肌になるのを防いでくれます。また酵母エキスに含有されているビタミンB2は、皮脂の分泌量を調整して肌を健康な状態にする働きも期待できる成分。
さらに、酵母エキスに含有されているアミノ酸には、水分を引き寄せる効果を期待できます。
この作用によって肌の角質細胞に水分を与え、潤いのある肌作りに役立てられるでしょう。
◆美白効果
酵母エキスは美白効果が期待できることでも注目されています。
女性にとって美しい肌を手に入れるために、美白は欠かせないものです。
酵母エキスはメラニン色素を抑制しつつ、ターンオーバーの活性化で排出を促すというバランスの取れた美白対策で注目されています。
➡食品に分類されていることからも分かるように、酵母エキスは肌に使用しても安心な成分で構成されています。酵母はもともと自然界に存在している菌ですから、その酵母を取り入れて作られたスキンケアアイテムは刺激が少なく、肌に優しいと言われています。化学添加物に弱い敏感肌の人でも使いやすいでしょう。
乳酸桿菌発酵液
乳酸桿菌は乳児の時に腸内に豊富に存在していますが、加齢とともに減少します。特に、20歳以上では健康な乳酸桿菌は乳児の1%程度になっています。
乳児乳酸桿菌の働きは、腸内の環境を整え、外敵に対する抵抗性を高めることです。
しかし、乳児乳酸桿菌は培養が難しく、利用が限られていました。
そこで、アサイヤシ果実発酵エキスとともに発酵することにより低分子で吸収も良く、かつ、安全性と安定性の高い乳酸桿菌発酵液(通称 赤ちゃん乳酸桿菌発酵液)として開発できました。
この働きは免疫調節作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、美肌作用、皮膚バリア増強作用です。特に、肌に対しては、アクネ菌やアトピーに対して働きます。
◆皮膚表皮細胞を増殖させる
◆ヒト型ケラチンを増加させる
◆皮膚の免疫作用を増加させる
◆アレルギーを抑制する
◆皮膚細胞のフィラグリンを増加させ皮膚バリアを増強
高い保湿効果があり、年齢肌に弾力やハリをもたらすエイジングケア化粧品などに使用されます。
そして実は、乳酸桿菌は私たちの体にも存在している「皮膚常在菌」のメンバーでもあるのです。
私たちの肌には「皮膚常在菌」と呼ばれる、様々な菌たちが棲んでおり、肌の潤いやバリア機能などとも深く関わっています。乳酸桿菌も、そんな多様性あふれる皮膚常在菌のひとつなのです。
ある研究では、乳酸桿菌/豆乳発酵液を含む基礎化粧品を4週間続けて使用したところ、被験者に以下のような変化が見られたというデータがあります。(※1)
- 美肌菌数が平均値レベルで臨床試験前の3.8倍に増加
- 肌水分量も1.2倍に増加
このような変化が見られた被験者は、個人的な体感としても「保湿感が増した、ハリが増した」「シミが改善された」といった感想を述べていたそうです。(※1)
このようなデータからも、乳酸桿菌/豆乳発酵液の入ったスキンケアアイテムを使い続けることで美肌菌を増やし、結果的に肌の潤いやツヤをアップすることにつながると考えられるのです。
ビフィズス菌培養液解質
近年は美肌プロバイオティクスとして注目されております。 ビフィズス菌の代謝物にはアミノ酸や乳酸のほか、多糖類などが含まれており保湿効果が期待できます。 また、ビフィズス菌培養液には、炎症とアレルギー反応を抑制する効果が報告されています。 敏感肌に潤いを与えたり、肌荒れを抑える効果も期待できます。
プロバイオティクスとは、人体に有益な微生物の一般名です。プロバイオティクスを代表する微生物として挙げられるのは、乳酸菌やビフィズス菌です。プロバイオティクス成分は皮膚に塗った時、皮膚常在菌のバランスに良い影響を与えるという事実が続々と明らかになっています。
- 保湿
- 免疫機能や細胞の自然修復
- 肌フローラを整える
いかがでしたか?
美肌は男女年齢関係なく誰もが手にいれたいものですよね。肌の状態によって心の状態も変わってきますよね。
乳酸菌が、最近注目されてスキンケアに配合されるようになった背景には、皮膚の常在菌とのバランスがポイントとしてあります。
食事でバランス良い食事と適度に発酵食品を摂り、外側からスキンケアなどで乳酸菌を摂ることが、肌の健康促進と美肌を助けてくれそうです。
ぜひこれを機会に、乳酸菌をスキンケアに外から取り入れてみてはいかがでしょうか。